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ジャパンカップ予想

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  アス競馬 世界No1ホースにつきまとう不安要素 競馬ファンならば『 1度は見てみたい! 』と思うような夢の競演が行われるジャパンカップ。 世界No1ホースの イクノイックス VS リバティーアイランド の1戦は、日本のみならず世界中の競馬ファンが注目していることでしょう。 ( 体調の維持を重視した内容の調教からは、上積みは感じられない。ただ、走れる態勢にはあるような動きをしていた) 驚異的なレコードを叩き出した前走の天皇賞・秋では、 イクノイックス の強さに誰しもが驚きを隠せなかったのはいうまでもありませんが、問題はその反動があるかという1点につきるのではないかと思われます。 過去には人気になりながらも目に見えぬ疲れのせいで不本意な敗戦をした名馬も数多くおり、今回のイクノイックスにとっては疲れが1番の脅威となるでしょう。 これは、陣営が『 毎日精査をしているが異常はない 』とコメントしているあたりに、秋天での疲れに対してかなり神経質になっていることが窺えます。 また、主戦のルメール騎手が発した1週前のコメントでは、 「 世界 No1 ホースですから自身を持って乗らなければいけない 」 と、これまでに聞いたことのない発言をしていたことも見逃せません。 このコメントを素直に受け取れば、『 リバティーアイランドは強敵 』といった意味で相手をリスペクトしているようにも受け取れるのですが、これだけの実績があるイクノイックスに騎乗するルメールのコメントとしては少々弱気とも感じ取れてしまうのは私だけでしょうか。。。 もう少し深掘りすると、イクノイックスの適正距離と馬場状態は2000m前後でスピードが活きる馬場がベストと思われ、 J C が行われる今の東京競馬場は1ヶ月前よりもソフトな馬場へと変貌していることも加わり、あのようなコメントをしたのかもしれません。 また、ダノンベルーガ陣営が「 体調をみながら出否を決めたい 」とコメントしていたように、ダメージが抜けきれないほど秋天が過酷なレースだったことを物語っています。  J・モレイラ騎手がダノンベルーガでジャパンカップに参戦するのを楽しみにして来日したことは既に周知の通りですが、【叩き2戦目が本番】と睨んでいた陣営に狂いが生じるほど体力の消耗が厳しいレースだったことから、イクノイックスが万全な態勢でレースに挑んでくるとは思え

マイルCS☆鉄板級の軸馬

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  アス競馬 先週のレース回顧 先週のエリザベス女王杯では本命にしたブレイディヴェーグが3歳馬とは思えないようなレース内容で勝利するも、対抗に推したサリエラは位置取りが後ろすぎたために届かずという結果に。。。 レース当日には X(旧 twitter )に書いたとおり、( ムーアとマーカンドの2人は京都コースに慣れないと厳しいかもしれない) いやな予感だけが的中してしまいました。 特にサリエラに限っていえばレース後にマーカンド騎手がコメントしていたように、 ( あと200mあれば結果は違っていた )ポジションが後ろすぎましたね。 京都の柔らかくなっていた馬場で1番後ろの方からスゴイ脚を使っていただけに、マーカンド騎手としてはかなり悔しい結果となったのかもしれません。 当ブログでの予想は◎→△→△という結果に終わったので、推し馬が2週連続で馬券内にきたということもあり30点くらいのデキというところです。満点を得るには推し馬と対抗馬から組み立てた馬券での万馬券としていますので、あきらめずに競馬を楽しみながら狙っていきます。 マイルチャンピオンS☆鉄板級軸馬 前回のブログにも書いたのですが、今回は【しがらみ】のフィナーレを飾る騎乗、それも確実な結果を求められる乗り替わりとなった川田騎手が騎乗する セリフォスを大本命 にしましたので、その訳をこれから説明していきます。 理由1    古馬戦線を経て成長が窺える前走のレース内容 セリフォスが古馬混合戦に参加したのが昨年の安田記念からですが、それ以前の同世代での戦いの中では 前目につけて抜け出す というレースをしていました。  この戦い方は王道ともいえる戦法で、リスクが少ない上に現在の日本のターフに最も適した走法といえます。 にも関わらず、古馬との戦いとなった安田記念以降、セリフォスは後方待機で直線に賭けるという イチカバチカの戦法 に変えていたということが、当時は成長途上だったということをあからさまに物語っているでしょう。 そんな中で昨年のマイルCSを見事に優勝しているのですから、彼の能力を疑う必要はありません。 そして今年に入り前走の安田記念では2着と惜敗しましたが、一転して先行策の競馬内容だったことはセリフォスの成長を十分に物語る内容でした。 また、後方から剛脚で追い込んできたシュネルマイスターを僅かでも押さえ込んだのは大き

エリザベス女王杯・勝ちにいく男達

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  アス競馬 熱き想いの男達 …昨年の9月に崩御されたエリザベス女王に捧げたいレースが日本にある… 自国民はもちろんのことヨーロッパ諸国やアメリカに日本、いや、世界中から愛された親愛なる女王に、昨年行われたこのレースでターフ上から追悼の意を捧げたかった…しかし…それは叶わなかった。 …ならば再び!…と…1年の時を経た今、あの時の無念を忘れずに強い意を持ち続けて来日してきた世界のトップジョッキー R.ムーア 。 『 このレースで彼女と共に戦うために来日した 』…そう、彼は昨年のエリザベス女王杯で彼女の強さを知り、今年は念願が叶ってパートナーを組むことができた。 いわば、このレースを勝つために彼は来日してきたということだ。 エリザベス女王の名がついたレースはイギリス人ジョッキーの手で制さなければならない。 女王が国民を愛されたように、我々も女王をお慕いしていたのだ。 故に、女王とゆかりの深いこの国のこのレースで追悼の意を示すのが私の務め。。。 これは私のプライドを賭けた戦いとなるだろう。 イギリス代表として、このレースだけはなんとしてでも私が制す! 「 ちょっとまってください! 僕を忘れていませんか? 」 イギリスといえばR.ムーアと日本の競馬ファンなら誰でも想像するだろう。 だが、今や時代は変わろうとしている。 いつの時代も新しい力が新時代を切り開いてきたように、ここイギリスの競馬界でも突風のごとく力強い新しい風が世界へ飛び立とうとしていた。 いったい何が言いたいのかって?……それは…… イギリス競馬のリーディングトップ3にまで急成長している25歳の若武者を無視してはいけない…と、いうことだ。 日本の競馬に憧れて短期免許を取得した昨年、彼が得たものは計り知れなかった。 想像していた以上、いや、それをも凌ぐほどに日本競馬の素晴らしさを体験し、 同時に日本文化に深く感銘を受けた彼は瞬時にして心をわしづかみにされてしまった。 自国に帰るや早々「1度は日本に行ったほうがいい!競馬だけでなく素晴らしい国です!」と、ライバル騎手たちに向かって口にしていた彼。 その興奮冷めやらぬ熱い想いが新たな決意となり、再び日本の地を踏むために自国で騎乗技術の向上に励んだ結果、見事に今年も短期免許を取得した。 当然、物見遊山ではない。 そして、初来日だった昨年とは目標とするものが違う。 日本で実

難解レース・アルゼンチン共和国杯を読み解く

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  アス競馬 先週の天皇賞秋ではイクノイックスが有無を言えないほどの強さを披露しました。 ジャックドールの逃げをつつくようにガイアフォースが煽り続けたことで信じられないようなレコードタイムが出たのですが、今の日本競馬の主役を象徴するような走りを見せつけられたような気がしています。 当ブログでは、武豊騎手が負傷して急遽乗り変わりとなった時点でブログを読んでくださった方々に迷惑がかからないよう、【 イクノイックスは不動の本命馬となってしまった 】と tweet し、また、パドックを見た後の tweet で は【ジャックドール・ジャスティンパレス・プログノーシス】を挙げさせていただきました。 いくらかでも参考になればと思い急遽 tweet したのですが、私自身は 心情的にドウデュースを応援したかったため、馬券は外れとなる始末。。。 しかし、【ノーザンファームのしがらみ】をハプニングの段階で読んでいたため『結果を分っていて買った馬券』ということになり悔しさは残りません。 むしろ、レース後に友道調教師が「 こんな負け方をする馬ではない 💢」と、心情がこもったコメントをしていたのが印象に残り、その強い想いから察したモヤモヤ感が残ってしまったのが少々やるせなかったです。 ですが、ジャパンカップまでに武騎手が復帰してくれれば必ずドウデュース本来の競馬を見られるはずなので、その時まで楽しみをとっておくことにしておきます。 ( 武豊騎手はマイルC・Sの週から復帰予定 ) 難解レース・アルゼンチン共和国杯予想 さあ、先ずは今回のアルゼンチン共和国杯が何故難解なレースと位置づけたかを説明していきましょう。 それはズバリ! 1番人気になりそうな ゼッフィーロが危険な人気馬 となりそうだからです! その主たる理由として、月曜日に発表されている出走登録馬の欄に、彼に騎乗する騎手が未定だったことがあげられます。 名門である池江厩舎に加えて馬主が社台レースホースでありながら、月曜の時点では騎乗する騎手が決まっていないというのは異例中の異例であり、尚且つ1週前の池江調教師のコメントでは、「左回りはモタれるから…」と、回避さえも匂わせる発言をしているのがことの発端。 つまり、今回のレースは『 あまり乗り気ではない 』ということが推測できるのです。 近走では常に最速の上がりを披露してくれているゼッフィー