チャンピオンズC・穴党の血が騒ぐ1頭

 アス競馬





【 ブログ趣旨として 】

著者が競馬を楽しむうえで必要不可欠な要素とは何か?
それは、私的にはレースまでにトコトン予想を組み立てること。 

さらに、事前予想に加えてパドックでの好不調を見極められればその予想は完成したと考えています。

ですが、それが的中するかどうかは別物で、本命馬がレース中に予想外の展開や不利を受けることもありますし、また、一瞬にして魂が抜けてしまうような【出遅れ】を目にしたときには思わず TV を turn off してしまいそうになったりもします。

たま~に、スター直後に本命馬が落馬したときには全身が鉛のように固まったりもしますしね。。。(目がイッチャッたりもします…)

ただ、それを踏まえたうえで【競馬】という日本最大のエンターテインメントを楽しんでいるのですから、そういったアクシデントに対しての不満といったものが蓄積したことはありませんし、若い頃と違って大金を賭けるようなこともしていないので存分に予想を楽しめていると自負しています。

したがいまして、これからもトコトン楽しめる予想をもとにして穴馬券的中を目指していく次第ですので、ご理解のうえ今後ともよろしくお願いします。



チャンピオンズC・穴党の血が騒ぐ1頭


早速ですが、今回ど~~しても買いたい狙い馬を先に紹介しておきます。

セラフィックコール



前走のVTRを何度も見返しましたが、末脚の強烈さゴール前ではミルコが手を止めるほどの余裕と、そのどれをとってもG1をアッサリ取れるだけの器の持ち主だと感じています。

そしてさらに確信へと導いてくれたのが1週前追い切りの映像でした。
そのVTRでは朝靄が濃かったのですが、直線の半ばに入ると驚きを隠せないほどの衝撃を受けたものです。

それは何かというと、ダート馬の中では今までに見たことがない背中の柔らかさ

調教映像を見ながら『この馬は尋常ではない!』と、年甲斐もなく少々興奮したほどでした。

同時に中央で破竹の5連勝をしているのは勢いだけではなく、この馬体の柔らかさからきているものだと瞬時に納得させられたのです。

正直なところ、『彼は芝でも走れるのではないか?』と勘ぐりたくなるほどに説得力のある走りをしていました。

余談になりますが、『走りが柔らかいとはどういうことか?』といいますと、全身をムダなく使って走れるという一言につきます。
それが出来るからこそ、前走の最後の直線では前にいる馬たちが圧倒的に有利であるにも関わらず、アッ!という間に差し切ることができたのでしょう。

よくパドック解説などで『少々硬いですがダートなので大丈夫でしょう』という言葉を耳にすると思いますが、解説者の言うとおりダート馬は馬体の張りの良さと踏み込みが力強ければ期待を持てるデキにあると判断できるのが常識となっています。

これは、スピードを要求される芝でのレースと、力を要求されるダートレースでの適応性の違いからでたもので、決して間違った見識ではありません。

そうはいっても、馬体が柔らかいほうがより好走する確率が高いのは確かなんですが、今回本命馬にしたセラフィックコールの柔らかさはダート馬の次元をはるかに超えているといえるでしょう。

結論として一言でいえば【 彼の走りに惚れた 】ということです。

また、今回も引き続いてミルコが手綱を取るというのも心憎い演出だと感じています。

生産牧場がノーザンファームだということはルメールに乗り変わっても何ら不思議ではないところですが、引き続いてデムーロが騎乗してくるということに対しては期待しかありません。

これでレース結果が伴ってくれば、来年のデムーロは相当期待できる騎手へと再び返り咲くのではないかとも考えています。

以前にもブログ内で触れてきたデムーロとノーザンファームの関係性ですが、このレースを機として改善へと向かうことを祈っていますので、是非とも全力で勝ちにこだわった騎乗をデムーロ騎手には期待したいところです。

とはいってもセラフィックコールが完成されるのは来年の夏以降だと見ていますので、ここで負けたとしても不思議はない状況でもあります。

何故なら、追い出してからのズブさと、トップスピードにのるまでに何度もヨレてしまうということがマイナス材料としてあげられるからです。

競馬にノーリスクなどは存在しませんが、彼のマイナス材料を差し引いてもおつりがくるほどの強烈な末脚は、今回のG1でも期待するだけの価値があると信じています。


チャンピオンズC過去10年の勝ち馬データ


1.該当馬

グロリアムンディ・テーオーケインズ・ハギノアレグリアス・セラフィックコール
・プロミストウォリア・メイショウハリオ・レモンポップ

2.該当馬

テーオーケインズ(2021年同レース制覇)
レモンポップ(フェブラリー覇者)

3.該当馬

クラウンプライド

データから推奨しなければいけないのはレモンポップとなりますが、今年のフェブラリーS前に陣営が言っていた「1400mなら間違いなくこの馬が1番」という言葉が私の脳裏から離れません。小回りコースならばチャンスが大きいかもしれませんが、直線の長い中京で勝ちきるまでは疑問です。

また、彼が成長していることを加味したとしても、今回の1800mは少々長いのではないかと勘ぐらざるを得ないのは穴党の性なのかもしれませんが。。。

むしろ相手として狙ってみたいのはクラウンプライドメイショウハリオの2頭です。

クラウンプライドは昨年の同レース2着馬であり、前走では大差をつけての圧勝といまだに底を見せていませんし、海外に視点を置いていたことからも相当な能力の持ち主だと思われます。

もう1頭のメイショウハリオですが、前走は少々底が見えたような負け方をしていました。とはいえ、パドックでの馬体が緩く見えていたことから叩き台の印象が強く巻き返しが期待できる1頭であり、人気が割れるここなら妙味があるかもしれません。
年齢的にも今年が最後のチャンスとなるでしょうし、ここはメイチの勝負をかけてくるでしょう。
ただ、心配なのが体調面で、こちらは毛艶を見ないとなんとも言えません。
彼の取り捨てはパドックを見てから決めたいと思っています。


調教からの推奨馬


ハギノアレグリアス

VTRから感じた印象は力強さとリズムの良さ。軽めの調教とは思えないほどに馬体が弾んでおり、今回のメンバーの中では1番目を引いた。




テーオーケインズ

年齢的なこともあり底が見えた気がしていたが、調教の走りから感じた覇気は全盛期のものに近い。また、スピード感も感じられ、引退するには惜しい1頭。




ノットゥルノ

だいぶ大人になったように見えたが、正直なところ春とどう違っているのかを説明しづらい。シックスセンス的なものになるが馬が変わってきたような…




今回は特に目についた3頭を紹介しましたが、
モレイラ騎手が「これならいい勝負ができる」とその手で感触をえているアイコンテーラーや、無双状態のルメールが騎乗するグロリアムンディも良い状態でレースに臨めそうです。



今回の買い目


今回のチャンピオンズCでは絶対的な存在といえる馬がいないため人気が割れることが予想されます。

当日のオッズと相談しながらにはなりますが、セラフィックコールの単勝が8倍以上つくのならこの1本でいこうと考えています。また、5~6倍であればより配当が大きい3連系に切り替えるかもしれません。

本命馬の次には調教でも破格の気配を見せていたハギノアレグリアスが有力ですが、クラウンプライドとメイショウハリオも捨てきれないので当日のパドック気配を見てから選択するというのが正しい予想といえそうです。


馬券内候補

グロリアムンディ・テーオーケインズ・ハギノアレグリアス・セラフィックコール
・メイショウハリオ・レモンポップ・グロリアムンディ・クラウンプライド
アイコンテーラー

これだけ有力馬がいる混戦模様のレースなので、3連複で買うにしても軸2頭の固定でなければ旨味はないかもしれません。

では3連単なら?…というと、人気が割れる分配当も割れるでしょうし点数を極力絞らなければ『…単勝1点でよかった…』と、ボヤくことになるかも。。。

いずれにしても、オッズとパドックを見ながら馬券を組みたてていくことにします。


それでは、良い週末を!  Let's enjoy horse racing !














オマケのダメ押し(見つけてくれて Thanks ! )

今回本命にしたセラフィックコールに騎乗するミルコ・デムーロ騎手について少しお話させていただきます。

ノーザンファームとミルコ・デムーロ騎手の関係性は周知の通りですが、今回の
チャンピオンズCに限ってM・デムーロは継続騎乗を直に懇願したという話しがあります。

ノーザンファームとすればエースジョッキーのルメールに騎乗してもらうつもりでいたのでしょうが、ミルコの願いは叶うことになりました。

ここからは憶測になりますが、ノーザンファームのエースであるルメールがそれを快諾したのではないか?…と私は読んでいます。

もともと日本を主戦場とした時期も同じで、社台系がバックに付いていたというのも同じ間柄。。。

さらに深掘りすれば、来日当初はミルコの方がルメールよりもほんの少しだけ上の結果を残したジョッキーであり、ルメールとしても現在の不遇を受けているミルコにエールを送っているとしか思えなかったのです。

これが竹馬の友の間柄からきているものだとしたら、それに答えるのがミルコ・デムーロという一流ジョッキーだと私は信じています。

また、世界で通用するほどの手腕を持つミルコを、日本の競馬界でこのまま腐らせてしまうには推しすぎるでしょう。

栄華から一転して苦汁をなめてきたミルコという騎手は、何故?今回は継続騎乗できるのかをよく理解したうえでレースに臨んでくるはずで、このブログ内で本命としたわけです。

彼がレース後の勝利者インタビューに立てるかどうかは気の早い話となりますが、その場に立ったとき彼が笑顔で答えるのか?、それとも頬を伝うものが流れるのか?を心底見てみたいと思っています。

今回、競走馬に胸を打つようなエピソードがあるように、騎手にも数々のエピソードがあるということを微力ながら書かせてもらいました。

一競馬ファンとして、来年以降、ミルコ・デムーロという一流の騎乗技術を持った騎手が再び輝けるよう、心の中で応援を送りながら祈っています。

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